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***トリートメント教室***

 5回に渡るトリートメント教室が終了しました。
今回ご受講いただいたみなさんは、第1期生。
4名ずつの2クラス編成で、初対面の方同志でしたが、
アロマテラピートリートメントはオイルを使って、直接触れ合うこともあり、
みなさんすぐに打ち解けられたご様子で、実技の後のティータイムでは
お話に花が咲いていました。
 受講生同志で別の日に練習をされたり、連絡先を交換し合ったり♪。
他の教室よりもぐっと距離感が近いのは、やはりアロマテラピートリートメントが
体も気持ちも解きほぐすからなんだろうな・・・と改めてアロマテラピーの
すばらしさを感じました。

 あまり知らない方の体に「触れる」という行為自体が非日常なので、
最初は施術するほうもされるほうも抵抗があるかと思うのですが、
わずか20分後には、お互いにリラックスできて、受けている方は
心地良くて眠りについてしまわれることもしばしばでした(^ー^)。
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皆さんトリートメント用の「枕」を購入されて、お家でご家族やお友達に
習得したトリートメントを施術されるのだとおっしゃっていました。

 プロでなくてはできないこと、そうでなくてもできること、がアロマテラピー
にはあると思います。教室で一番大切にしたことは、安全性。
体をお預かりするので、いいと思ってしたことも実は間違っていたり、
危険を伴うこともあります。そのようなことを重点的にお伝えし、
このような時には、このオイル、この施術・・・、というように
覚えていただきました。

 受講終了後もアフターケアとして様々なご相談にも応じていきます。

次回の開催は日曜クラス5月15日(日)~ 。
月曜クラス16日(月)~。ご興味のある方は[セミナー]ページをご覧くださいませ。

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***3月の教室報告***

春の薬膳教室
>>P1012027~1
 中医学に基ずく「薬膳」の理論に触れて、季節の食材を調理して食べる薬膳教室。
「春」「夏」「長夏」「秋」「冬」5つに季節を分けて、その時期の体のケアや過ごし方、
ぜひとも食べたい食材について1年間に5回、教室を開催してお話します。
 昨年までは、夜の教室だけでしたが、昼間なら参加したい♪とのうれしい声に応えて、
今年度最初の『春』の薬膳教室を3月9日の夜と、10日の昼間の2回開催しました。

春は自然界の動植物も目覚めるように、人も体の機能も目覚めて活発になる季節です。
寒暖の差が大きく、環境的には入学・就職・転勤等、環境が変化することが多いので、
体も心もその変化についていくことに精一杯です。
精神と関わりが深い、消化器系にその不調が現れやすいです。
さらに強い春風に体の水分も奪われ、肌荒れの原因になり、じんましんやアレルギー
も出やすい時期です。
 この季節を上手に過ごすには、春の上昇する「気」に身を任せすぎず、「やりすぎ」
に注意が必要です。「ほどほど」に自身をコントロールするようにこころがけたいものです。

 そこで体力・気力共に補い、バランスを整えるような食材をチョイス。
菜の花・セロリ・ユリの根・金針菜等は神経の高ぶりを抑え、胃腸も整えてくれます。
気力を補う粟・ハトムギ・緑豆、老廃物の排出を促すタケノコ等を使った5品です。
    〇 十種類の雑穀や具材を使ったあんかけチャーハン
   〇 皮から作った海鮮ワンタンと金針菜のスープ
   〇 砂肝とユリの根の紅焼(ホンシャオ)
   〇 菜の花のナッツ和え
   〇 キウイとバナナのガレット
      白きくらげとゆずジャムのソースを添えて
>P1012033<  調理といっても、薬膳は『理論』が一番の要ですので、事前に下ごしらえをしておき、 扱い慣れない“生薬”の調理の仕方や、皮からは作らないワンタン作りをメインに、 皆でアツアツをいただけるようにささっと調理していただきました♪。   夜のクラスは薬膳教室初の「殿方」を迎え、昨年度からずっと来ていただいてる方からも 「青一点」がまた新鮮ね♪♪との感想をいただきました。 P1012031~1 

今回のメニューは4月19日と20日の12:00~14:00に『ミニ薬膳教室』として
アン・ナチュールにてランチとして(税込1500円)お召し上がりいただけます(^ー^)。
 

次回「梅雨時―長夏」の教室は 夜・・・5月18日(水) 昼・・・19日(木)です。

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お彼岸

 日本独自の仏教行事、「彼岸」。
お彼岸のお中日、「春分の日」と「秋分の日」は、太陽が真東からのぼり真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。
大変な状況にあり、暗雲たちこもった東北地方の方々に、つらい思いをされた分だけ、今度は明るい陽射しが差していくことを願わずにはいられません。日が長くなっていくのと同じように。。。

仏教によると、お中日は、「迷い」と「悟り」の境地であり「現世」と「浄土」の接する日とされています。
お彼岸とは、「現世」から「彼岸」すなわち川向こうの「浄土」の世界へと渡るために教えを守り行いをつつしむ期間だそうです。今朝は父、母、娘とお墓参りに行ってきました。
ずいぶん前に、佑佳子先生から嫁ぎ先はもちろんだけれど、実家のお墓参りもしなくてはいけませんよ、
と言われたことがあります。実家のご先祖様あっての自分だから、ということだそうです。
 実家では19日に祖母の初彼岸の供養があったので、娘の卒業式後に顔を出したのですが、
そこで如来時の和尚様から尊いお話を伺うことができました。
 母が、「亡くなった母はお墓参りに行くと、必ず「無縁仏様」にもお参りをしていたので、自分もこれから
お線香を余分に持って、お参りを続けようと思うと話したところ、「だれも親族がおらず、
お参りをされなくなった仏様のことを自分の先祖と同じようにお参りすることは、
浄土でご先祖様に無縁仏様からのお気持ちが帰る」徳のあること。
と教えてくださいました。それで母は「ではお墓に行く度にそうさせてもらいます。」と答えていた
のですが、ふと、祖母が「お盆の時だけは無縁仏様をお参りしなくていいんだよ、家についてきてしまうからね」
と言っていたことを思い出し、和尚様にお聞きすると、その通りだとのこと。
お盆は家にご先祖様をお迎えにいくので、お盆だけは無縁仏様には遠慮するべき、とのことでした。
 小学生の頃に、祖母が言っていたことが当時は怖かったので妙に覚えていたんだと思うけれど、
母はそんな違いがあったことは知らなかったし、聞いた覚えもなかったと。
 祖母もまたそのお母さんやおばあさんからそのように教えを受け継いでいたんですね、
と和尚様が感心しておられたので、わたしも早速そのことを娘に伝えた次第です。

 そしてもうひとつの感動は、和尚様と誕生日がいっしょだったことです。
春のお彼岸中日の今日が和尚様とわたしの誕生日です。
和尚様がお中日にお生まれになったのにはきっと深い意味があるんだろうな・・・。
 きっと今日も和尚様は、東北関東大震災でお亡くなりになった方のご冥福を祈って、
尊いお経をあげられていることと思います。
 ただの偶然にこの日に生まれたわたしは、ただただご冥福を祈るばかりです。
そして避難されている方々がどうか前向きに一歩を踏み出せますように。
 
 暑さ寒さも彼岸まで・・・・、早くあたたかい春が東北地方に訪れますように。。。。。。


3月 21, 2011 その他