駒ヶ根文化センター女性ふれあい館で開催している薬膳教室。
後期2回目の教室でした。五季(中国では季節を五つに分けます)に合わせてお話する
教室ですが、前期3回、後期3回の計6回開催のため、1回は「薬膳」の全体像のお話
をさせていただいてます。身体の不調をどのように捉えるか。
不調をどのように整えていくか、を「陰・陽」と「木火土金水」の考え方の紹介です。
なかなか全ての関係性を理解するのは難しいですし、わたしもまだまだ勉強途中です。
でも陰陽や五つの要素、そして気血水を意識して生活すると驚く程楽に、
元気に過ごすことができます。
調理の方では、やはり「気」を補ってからだを温める素材を使いたいのと、
『腎』を丈夫にする「鹹」(カン・・・海由来のもの、塩味)を使いたいので
温野菜のバーニャカウダと薬膳ローストビーフ。
洋風ですが、バーニャカウダのディップソースはアンチョビとにんにくなので薬膳の考え方に
ぴったり。ローストビーフも旨み成分は昆布と金針菜とフライドガーリックなので
冬におすすめです。肉類も季節ごとにおすすめがあり、通年、鶏は食べますが
冬は補気補血ができる牛肉と羊肉がおすすめです。
主食はいかわたを使ったパスタ。
いかすみパスタはよくありますが、わたの味を生かしたパスタは少し苦労しました。
困った時はイタリアン、和食、雑穀のスペシャリスト達に相談できるから助かります♪。
今回も皆さん「こんなの初めて~、おいしい~」と言ってくださったので
「わた」の食べ過ぎで気分が悪くなるほど試作をした甲斐がありました。
来週は中級クラスのまとめの回。
肉汁ジュワッとの薬膳小龍包をご紹介する予定です♪。
まだまだの出来栄え。
今週はテキスト作りとレシピの仕上げに集中します。